先日知らない人から、朗読劇を立ち上げたい、説明をしたいので1時間時間を割いて欲しいというDMがいきなりきた。タイムラインを覗いてみると、参加費として出演者から一万円取るらしい。そしてチケット分だけキックバックがあるようだ。
朗読劇とは言え稽古ぐらいはあるんだろうから、きっと何回かは稽古場に出向いて参加しないといけないんだろう。場所がよほど近くなければまず参加はできそうにない。その人が書いたという台本が公開されていたので、いちおう見てみたけど、とくにおもしろい話ではなかった。つまるところ、この人のやることにまったく興味が持てない。
それでも、もしかしたら志の高い人であるということも、あるかもしれない。話を聞きもせずに無下に断るのもなんだか申し訳ない。とはいえ、おそらく無駄であろうこの人の話に1時間割くのはすごく嫌だ。
だから、せめてもの条件として、声劇をしてくれたら、話だけは聞くと提示した。1時間割くことに釣り合うメリットとして、それなら納得できると思ったから(例え十中八九朗読劇に関わることがないとししても)。
先方はどうやら声劇というものを聞いたことがないらしく、条件やらギャラやらの話をしてきた。こちらとしては、プロフィールに思いっきり「声劇」と書いてあるんだから、それくらい調べろよと思ったけど、しかたがないので説明してあげた。そして、声劇が収入等発生しない純然たる遊びであることが判明すると、それきりスッと返信がなくなった。
相手としても、こちらの条件を受けるのはめんどうだから、これ以上やりとりする意味がないとか、断りかたがわからないとか、そんなとこだろう。今度は立場が逆転したわけだ。まあ、めんどくさいから断ってくれと半分は思ってたので、望み通りの結果ではあるんだけど、いきなり返事がなくなると、それはそれですこしもんやりする。いったいおれはどういう結果が欲しかったんだろう。